オリンピック・パラリンピック競技大会*東京2020大会は7月24日から

2020年を迎え、より身近に感じられるようになったオリンピック・パラリンピック競技大会(東京2020大会)。先に始まるオリンピック競技会はすでに開始まで200日を切り、ますます心はオリンピック・パラリンピックモードに。

他競技と比べ自転車はメディアの露出が少ないためもしかしたら知らない方も多いかもしれませんが、オリンピック・パラリンピックでは合計7競技が実施されます。オリンピック・パラリンピック合計で55競技あるうちの7競技が自転車ということで、認知度とは反比例して重要な競技といえます。

チャリクラップではそんなオリンピック・パラリンピックの自転車競技を複数回に渡って紹介していきます。

ルールが分かればより協議を楽しめます!そしてルールが分からなくても「にわか」でも楽しめるのが自転車競技!ぜひこの記事を参考にして観戦してみてくださいね!

まずは、今回のオリンピック・パラリンピックの解説をしていきます。

尚、以下の内容は全て公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の公式ウェブサイトからの引用となります。

大会ビジョン

スポーツには世界と未来を変える力がある。

①全員が自己ベスト
万全の準備と運営によって、安全・安心で、すべてのアスリートが最高のパフォーマンスを発揮し、自己ベストを記録できる大会を実現。
世界最高水準のテクノロジーを競技会場の整備や大会運営に活用。
ボランティアを含むすべての日本人が、世界中の人々を最高の「おもてなし」で歓迎。

②多様性と調和
人種、肌の色、性別、性的指向、言語、宗教、政治、障がいの有無など、あらゆる面での違いを肯定し、自然に受け入れ、互いに認め合うことで社会は進歩。
東京2020大会を、世界中の人々が多様性と調和の重要性を改めて認識し、共生社会をはぐくむ契機となるような大会とする。

③未来への継承
東京1964大会は、日本を大きく変え、世界を強く意識する契機になるとともに、高度成長の弾みとなった大会。
東京2020大会は、成熟国家となった日本が、今度は世界にポジティブな変革を促し、それらをレガシーとして未来へ継承していく。

大会計画

オリンピック競技大会開催概要

正式名称:第32回オリンピック競技大会(2020/東京)
英文名称:Games of the XXXII Olympiad
開催期間:2020年7月24日(金)~8月9日(日)
競技数:33競技

パラリンピック競技大会開催概要

正式名称:東京2020パラリンピック競技大会
英文名称:Tokyo 2020 Paralympic Games
開催期間:2020年8月25日(火)~9月6日(日)
競技数:22競技

オリンピック「自転車競技」

出典: https://tokyo2020.org/jp/

スピード、テクニック、チームワーク。鍛え上げられた脚力が躍動する。

自転車レースはプロの世界を中心として発展してきたため、オリンピックの舞台では比較的地味な存在であったが、バルセロナ1992大会からプロ選手の参加が可能になり、オリンピックでの注目度がアップした。
アトランタ1996大会からはマウンテンバイクが、シドニー2000大会からはトラック種目に日本で発祥したケイリンが、北京2008大会からはBMXレースがそれぞれ種目に加わり、東京2020大会ではトラック種別のマディソンとBMXフリースタイルの追加が決定。
このように、自転車レースのバリエーションは近年ますます広がりをみせている。
女子種目はロサンゼルス1984大会で初めて個人ロードレースが採用された後、種目を増やし、ロンドン2012大会以降男女種目同数実施が実現している。

パラリンピック「自転車競技」

出典: https://tokyo2020.org/jp/

スリルとスピードのトラック。駆け引きのドラマがあるロード。異なる能力を駆使して勝利をつかめ。

パラサイクリングとも呼ばれる自転車競技がパラリンピックの正式競技に加わったのは、ロード競技がニューヨーク・エイルズベリー1984大会から、トラック競技がアトランタ1996大会からになる。
対象は身体障がいと視覚障がい。トラック(バンクと呼ばれる自転車競技専用の走路)競技とロード(一般道)競技とがあり、それぞれ複数種目が行われる。オリンピックとほぼ同じルールで行われるが、より公平な競技を行うため、障がいに応じて四肢障がい(C)、下半身不随(H)、脳性まひ(T)、視覚障がい(B)の4つのクラスに分かれ、さらに障がいの程度によって細分され、男女別に競う。
大きな特徴はクラスごとに使用する自転車が異なる点で、各選手の障がいの特性に合わせて一部改造も認められている。Cクラスは通常の競技用2輪自転車を使い、Hクラスは手で漕ぐハンドサイクルを使う。Tクラスは3輪自転車を使い、Bクラスは2人乗りタンデム自転車で、前の席に乗る晴眼者とともに競技を行う。
バラエティ豊かな自転車で速さや操作技術を競いながら、トラック競技では時速60キロメートルを超すようなスリルとスピード感、ロード競技では集団の中での駆け引きなど見どころも多彩だ。

自転車競技は楽しめる!

このように自転車競技といっても、競技内容は様々!もちろんスピードを競うことがメインなのですが、激しさあり、駆け引きあり、チームプレーありと見ていてとてもワクワクする競技ばかり。

では次回からは詳しく各競技を解説していきますのでお楽しみに!

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