世界中の自転車を愛する女性のために*ニューヨーク生まれのトータルサイクルブランド、TERRY(テリー)

皆さんはTERRY(テリー)というサイクルブランドをご存じですか?2019年のサイクルモードインターナショナルにも出展しているブランドで、また歴史の古いブランドでもありますのでご存じの方も多いかと思います。

まだ自転車業界に「女性用」というアイテムが少ないころから女性用アイテムを製作してきたブランドです。昨今では増えている「女性用アイテム」ですが、その先駆けとなったTERRYというブランドを今回は紹介していきます。

今回の記事の内容の多くはTERRY JAPAN公式WEBサイトより引用又は出典しております。ぜひこちらの記事が気になりましたらTERRY JAPAN公式WEBサイトもご覧ください➡➡➡https://terrybicycles.jp/

TERRYとは

1985年にニューヨークで産まれたTERRYは世界中の自転車を愛する女性のために、自転車・サドル・ウェアをトータルで提案し続けています。

創設者のジョージナ・テリーは活発な子供時代を過ごし、大学では機械工学の学位とMBA学位を取得し就職。一般企業で勤める傍ら、自転車のフレームそのものに興味を持ち、自宅の地下室でフレーム製作を始めました。

1980年代初頭の自転車店では女性には数えるほどの選択肢しかなく、女性用となると、男女兼用サイズで男性用自転車を小さくしたものしかありませんでした。

解剖学的にみると、女性と男性では体のつくりが違います。腕や胸の筋肉量は男性より少ないなど、体の筋肉のつき方が違うので当然筋肉の重心も違います。地下室で自転車を作っている事が世間に広まるにつれ、需要も増加していきました。彼女は「女性にも適切にフィットする自転車が必要とされている、そして、そこにさらに大きな世界が広がっている」と確信し、ニッチビジネスであった女性用自転車の設計製作会社を立ち上げました。

自宅の地下室から始まった彼女の夢は、彼女自身の信念によって現実となり今も受け継がれています。度々商品に描かれる”おてんば”な女の子。それは彼女自身であり、そして彼女がすべての女性に受け継いでほしいと願う事。すべての女性がもっと自分らしくもっと自由にサイクリングライフを楽しめるように。

TERRYのサドル

出典:TERRY JAPAN

ジョージナ・テリーはサドルの開発にも着手します。良いサドルは坐骨部分を適度にサポートし、さらに陰部の圧迫も軽減させます。サドルに接する部分は敏感な組織がたくさんあり、長時間乗り続けることにより非常に苦痛を感じます。そこでジョージナはサドルの中央に穴をあけました。これは20世紀初頭に既にあった技術ですが、それをさらに発展させたものはたちまち人気になりました。

TERRYのサドルは乗車角度によって大きく分けて3つのタイプ。タイプを決めたら、その中からサドルの硬さ・柔らかさで自分の好みのサドルを選ぶことができます。

レクリエーション

<CITE X>

大きく立体的な座面、程よい弾力のあるエラストマーショック吸収機能を施したサドルベース、切取った中央部は路面から伝わるショックを吸収しアップライトポジションでのペダリングをより快適にします。トップは合皮なのでメンテナンスが簡単で、きれいな状態が長持ちします。

<ロージー>

アップライトポジションで乗る方におススメ。座面が大きく、しっかりと座れるクロスバイクや軽快車に最適。カラフルに楽しくコーディネイトしたい町乗り自転車にお勧め。

スポーツ

<ドンナズバタフライ>

TERRY代表的なロングセラーサドル”バタフライ”シリーズ。「ジーンズで乗っても痛くない!」そのような感想も頂いた、オールマイティーサドル。(ピンクリボン運動に賛同しています)

<ファルコンX>

小ぶりで軽量、スマートな足回しの良いサドル。やや前傾姿勢で乗る方におススメ。快適性とスポーツ性を兼ね備え、主にブラケットの周辺をグリップして乗る方に最適。

レース

<FLX>

TERRY最薄サドル。ダイレクト感と快適性を求める方にお勧め。薄いパッドはパフォーマンスを高めるため。パッドが薄くなった分快適性を高めるために中央から座面後側まで完全にくり抜いているスプリットサドル。 女性の体を研究し尽くしたTERRYが女性エリートライダーのために開発した逸品。レザー生地に白字の流線型グラフィックプリントはアグレッシブなサドルに柔らかい印象を与える。

<ゼダムゼルフライ>

前傾姿勢で乗る方におススメ。全長が長めで座面が小さめ・ロードバイクであれば、主にドロップ部分をグリップして乗る自転車に最適。ダイレクトなペダリングを求める方にお勧め。

TERRYのサイクリングウェア

ジョージナ・テリーはサドルと同時期にサイクリングウエアーの開発にも着手します。フレーム制作で培った技術を礎に、女性の体にフィットし、かつ快適にサイクリングができるウエアーです。TERRYのサイクリングウエアーはレーサーのような引き締まった体の人だけでなく、小柄な人、おしりの大きい人、ぽっちゃりした体格の人にも着てもらえるように設計しています。レーシーなウエアーを着るのが少し恥ずかしいと思う人々が機能的なワンピースやスカートで、普段着に近い感覚で自転車に乗れるようなラインも充実しています。彼女がこの世界に足を踏み入れた時に抱いた「すべての女性が快適にサイクリングできるように」そんなジョージナの想いが詰っています。

サイクリングトップス

TERRYのサイクリングジャージは女性の体のラインを考えたデザイン。大きく分けて3つのフィット感に分かれています

アスレチックフィット

体のラインに沿った、女性らしいラインで動きやすさを追求したスタイル。ジャストフィットで着ると美しい。

<ソレイルトップ>

超軽量・良質な肌触り・UV対策・ストレスフリーのジャージ。シンプルかつ上質な快適を求める女性のためのコレクション。

セミフィット

立体裁断により女性の体のラインをだしつつも、ピッタリしすぎない絶妙なフィット感。

<ソレイルフーディー>

金具なし・超軽量・UV対策 ストレスフリーのジャージ。シンプルかつ上質な快適を求める女性のためのコレクション。

<ベラホルター>

肩の負担を軽減したデザインでさらに動きやすく

リラックスフィット

女性の体のラインを考慮にいれつつ、ゆとりをもたせ、楽に着られる動きやすいスタイル。

<ブレイクアウェイメッシュ>

サイドメッシュの涼感レース向きジャージ♪ リラックスできるデザインが好きな女性のためのシリーズ

<ウェイフェアラージャージ>

コットンfeelingで快適。襟の感じ、袖の感じ、あるようでなかった可愛さ満載。サイドのシャーリングでウエストのくびれをさりげなくみせるデザインです

<ソレイルフロウ>

ウエストゆったり・リラックスタイプ。超軽量・良質な肌触り・UV対策・ストレスフリーのジャージ。シンプルかつ上質な快適を求める女性のためのコレクション

サイクリングボトムス

TERRYのサイクリングボトムスは種類が豊富。季節別のみならず、それぞれのパフォーマンスレベルに対応できるよう、多様なレングス・生地・着心地を追究したデザインを豊富に揃えています。

スピード

機能的なデザインと素材で、前傾・高回転の運動時に感じる不快を軽減するハイパフォーマンスモデル

<ベラプリマニッカー>

TERRYのこだわりの機能を凝縮した着心地。最上級モデル。ベラコレクション。ショーツは、立体裁断された伸縮性のある生地を使用した6パネル構造で筋肉の動きに対応。締め付け感の少ないレッグバンドはペダリングをさらに快適に。高伸縮生地のワイドウエストバンドでウエストの締め付け感を軽減。

ロングライド&スピード

耐久性に優れ、長時間・長距離の高摩擦力から滑らかな動きを導くモデル

<アクティフショーツ>

TERRYの初心者向けのショーツ。短距離向け。アクティフコレクション。乾きやすい生地で凹凸の少ないフラットシーム縫製の6パネル。摩擦を軽減しペダリングをスムーズに。薄手のパッドながら動きやすく乾きやすい。

<ブレイクアウェイニッカー>

長距離初心者の方におすすめ。6パネル構造で適度なコンプレッションフィット。エラスティックフリーのワイドウエストバンドとレッグバンドは締め付け感を軽減。長距離ライドでも快適。パッドは上級モデルではないものの通気性に優れ、4wayストレッチ。

トレーニング&レクリエーション

トレーニングやレクリエーションの快適のために考えられたモデル。スピニング用七分タイツ、普段着の下に着けるショーツなどが揃っています。

<アクティフニッカー>

初めてサイクリングボトムスを買う方におすすめ。初心者向け/短距離向けのアクティフコレクション。ショーツは露出が多くて…という方にお勧め。単体でもお使いいただけますが、スカートやワンピースに合わせてもお使いいただけます。

<ライナーショーツ>

インナーショーツなのに股下の長さはレースショーツと同じくらい。心地よい肌触りでしっかりしたパッド付属。普段の洋服で快適に乗りたい方、夏の暑い日に少しでも涼しく快適に乗りたい方におすすめ。

アーバンシリーズ

出典:TERRY JAPAN

TERRYの中で外せないのがアーバンシリーズ。機能性を保ちつつ普段着感覚で着られる便利なウェア。アーバンシーンでも長距離ライドでも活躍します。

<トランジットトップ>

<トランジットドレス>

まとめ

いかがでしたか?

今では多くのブランドがレディースモデルを販売していますが、TERRYはその祖ともいえます。シンプルなものより柄があるものが多い印象ですが、女性が女性の為に、作っているモノにはセンスを感じます。

ぜひ新しいウェアをお探しの方は参考にしてみてください!

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