
セルフメンテで更にサイクルライフが楽しくなる!工具を揃えて愛車を整備しよう!おすすめ工具の紹介
慣れてきたら自分でメンテナンス
エコや健康がきっかけで自転車でサイクリングを始めた方、慣れてきたなーと思ったとき、自分でメンテナンスをしてみたいなと思ったことはありませんか?
もちろんお世話になっているショップさんや信頼のおけるショップさんがある場合、そこにお願いすることも良いと思いますが、基本的なことや定期メンテナンスなどは自分でできると良いですよね?
またある程度メンテナンスの知識が増えると、サイクリングの楽しみも増えると思います。
今回の記事では、「メンテナンス方法」ではなく、「メンテナンスに必要な工具やアイテム」の特集です!モノから揃えるとテンション上がりますよね!?(私はこちらの分類です…)
今では工具も様々なブランドから販売されてますので、ブランド紹介から、おすすめ工具までセルフメンテナンス初心者向けに記載していきます!
工具ブランド紹介
PARK TOOL

世界中の自転車ショップ、レースメカニック、ホームメカニックの間で最も使用されている自転車整備用工具「PARKTOOL(パークツール)」。
1963年創業のパークツールはブランドのカラーである「青」が特徴。造りの良さはもちろんですが、全ての工具を一つのブランドで揃えることができるのは所有欲をそそられます。
SHIMANO PRO

日本が誇るサイクルメーカーのシマノ。
コンポーネントを送り出すのが「SHIMANO」であれば、パーツを送り出すのが「SHIMANO PRO」。SHIMANO PROのアイテムは最新のテクノロジー、斬新なアイデア、そしてプロライダーからのフィードバックにより生み出された確かなモノ。
コンポーネントを作っているメーカーだからこその確かで使いやすいアイテムがSHIMANO PROには揃っています。
TOPEAK

TOPEAKは台湾を拠点にする自転車用用品ブランドです。
トピークと言えばサドルバッグやポンプなどが真っ先に浮かびますが、もとは自転車用工具セットを販売したことから始まりました。
現在では数多くのアイテムが販売されていますが、ラインナップを見てわかる通り、きめ細かい豊富なラインナップに驚かされます。
HOZAN

工具総合メーカーのホーザンは昭和21年創業。製品数は3000種類以上を超え、日々新しい設備を導入しつつ、1点1点加工・検品を行っています。
自転車の工具については普通車用からスポーツバイクまでプロフェッショナルの工具を揃えています。
その他
野口商会
自転車部品卸一筋、明治37年創業の100年企業である株式会社野口商会。昨今PB商品にも力を入れており、使いやすく、コスパに優れた工具はエントリーユーザーに徐々に浸透しています。
アストロプロダクツ
1988年にアメリカ工具メーカーの正規代理店として、独立。今では総店舗数150店舗を超える、日本最大級の工具販売店。
プライベートブランドから発表される工具はどれもコストパフォーマンスに優れ、デザイン性の高いものばかり。
ロードサイドの店舗が多いため、一度は目にしたことはあるかも。
あった方がいいもの
ではここからは工具の紹介をしていきます。「あった方がいいもの」は自身でメンテンナンスを行う場合、最低限必要なアイテムたちです。恐らく「もうすでに持っている」ものばかりで、特別なものはありませんが、だからこそ「使いやすい」アイテムをそろえてみてはいかがでしょうか?
空気入れ

空気入れは携帯型ではなくフロアポンプと呼ばれる大型のものが好ましいです。基本的にはどのアイテムも高圧で空気を入れることができますので、好みで選んでも良いのですが、対応チューブ口径には注意しましょう。
チューブ口径には「英式」・「米式」・「仏式」という3種類があります。英式は主に普通車、米式はマウンテンバイクやBMX、仏式はクロスバイクやロードバイクで主に使われています。この3種類すべてで使用できるものと、専用のものがありますので注意しましょう。
おすすめのフロアポンプはこちらの記事でも紹介していますのでぜひ参考にしてみましょう。
タイヤレバー

タイヤレバーはチューブ交換などの際、タイヤを外したり、付けたりする際に使用します。様々なメーカーから販売されていますが、手になじむもの・使いやすいものを探してみてください。金属製のものもありますが、慣れるまではリムを傷つけないために樹脂製を使用しましょう。
個人的にはいろいろ使ってみてパナレーサーのものが手になじみます。また樹脂製のものは使い続けるうちに曲がってしまいますのでコスパが良いのもうれしいですね!
六角レンチ

六角レンチは、「ノーマルタイプ」・「ハンドル付き」・「マルチツールタイプ」があります。マルチツールタイプは携帯性には優れていますが、他の2モデルと比べて操作性が良くありませんので、どちらかのタイプがおすすめです。
ハンドル付きは力を入れやすく、手にも優しいため、頻繁に使用される方で収納場所に困らない方にはおすすめです。
ドライバー(プラス、アイナス)

プラスドライバー、マイナスドライバーは何といっても「VESSEL」のものがおすすめ(って、ブランド紹介にはのせてませんが…..)
コスパと耐久性、使いやすさに定評でホームセンターなどどこでも購入できることもメリット。サイズ展開も豊富で長さや太さなど、必要なものをそろえることができます。
あったら便利なもの
「あったら便利なもの」はより自身でメンテナンスを行う場合に必要なアイテムです。専門的な工具になりますので、セルフメンテ感が一段と上がります。個人的な意見では、専門的な工具はブランドを揃えると気分があがりますよ(って、お財布には厳しいですが….)
専門的な工具だからこそ自転車用の工具をしっかり取り扱っているところのものがおすすめです。仕事柄これまで多くの工具を触ってきましたが、耐久性や使い心地は違います!
ペダルレンチ

ペダルレンチはその名の通り、ペダルを外す工具です。「なんだ、ただのレンチじゃん!」とお考えの方、違います!!ペダルレンチとは、
- 薄くて頑丈
- 握りやすい形状
- 力の入りやすい形状
この3点がとても大切です。ペダルのネジ部分はクランクとペダルの間の細い部分となり、通常のモンキーレンチなどでは入りません。(入っても傷がつきやすい)ですので、ペダルレンチは薄くて頑丈でなければなりません。
また、ペダルはクランクという回転する部品に取り付けてあるため、力を入れるポジションが少ないです。そのため、角度や握りが重要となってくるため、ただの薄いレンチでは作業がしづらいものとなります。
おすすめはHOZANやPARKTOOLのペダルレンチ。多くのプロショップでも使用されている確かなアイテムです。
ワイヤーカッター

ブレーキワイヤーやシフトワイヤーなど金属のワイヤーをカットするためのアイテムです。ケーブル(ワイヤー)をカットするのでケーブルカッターとも呼ばれます。一般的なニッパーやペンチではカットすることが難しいため、ワイヤー類の交換や、ブレーキ・シフターなどのパーツを交換する際には必要となります。
ちゃんとしたメーカーのものでしたらお好きなものを選んでも良いかと思います。型落ちモデルでしたらネット通販で安く出ている場合もありますのでコストを抑えるところは押さえられます。
チェーンカッター

チェーンカッター(チェーンツール)はチェーンの取り外しに使用する工具です。先端のチェーンピンに当たる部分は消耗品の為(と言っても個人使用ではあまり交換はありませんが)、交換ができるものが良いでしょう。
繊細な箇所の工具の為、握り心地や使いやすさが重要となります。可能であればショップさんなどで手になじむかどうかチェックさせてもらえたらうれしいですね。
スプロケットリムーバー

ハブからカセットを取り外す工具がスプロケットリムーバーです。
(カセットというのは後ろのギアのこと)
カセット交換する際はもちろん、ホイール交換、クリーニングの際に必要なアイテムです。
シマノやカンパニョーロのコンポーネントによって合う工具が変わるため、購入の際にはチェックが必要です。また、それぞれを単品で購入しても良いですが、セットで販売している場合もありますので、好みで選んでみてください。
ショップでは様々な自転車を扱うため、それぞれに合う工具を用意していますが、個人で使用する場合はコンポーネント専用の工具で問題ないと思います。
ケミカル類
せっかくメンテナンスを行うなら、一緒にクリーニングや注油を行っておきたいところ。泥やほこり、汚れが付いている場合はパーツの摩耗が進み、また、せっかくクリーニングをしても注油をしなければ意味がありません。工具をそろえる際にはケミカル類も一緒に揃えましょう。
クリーニングは汚れを落とすことが目的です。自転車の場合特に「油汚れ」がきつく、グリスなどに泥やほこりが付着して頑固な汚れになっています。
インターネットで「自転車 洗剤」と検索すると様々な商品が出てきますが、「色々あって迷っちゃう」方はFINISH LINEのバイクウォッシュがおすすめ。定番の商品で幅広く使用が可能です。
頑固な油汚れには、より油汚れに強いものを使用しますが私はコスパを考えて「緑のマジックリン」を使用しています(決しておすすめしている場合ではないのでご注意ください)
強い洗剤はフレームなどにダメージを与えてしまう場合がありますので、心配な場合は目立たないところでテストをしてから使用してください。
注油については過去の記事でも紹介していますのでぜひ参考にしてみてください!
スタンド類
メンテナンスを「楽に」行うためにはメンテナンススタンド(ワークスタンド)がおすすめ。リアのハブに取り付けるハブスタンドでも問題ありませんが、より作業効率を高めるならメンテナンススタンドを使用しましょう。
メンテナンススタンドについては過去に特集を組んでいますので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?サイクリング途中の急なアクシデントに対応するためにも基本的なメンテナンスはできるようにしておいた方がよさそうですね!ぜひお気に入りの自転車+お気に入りの工具で楽しいサイクルライフを送ってくださいね!